生活習慣病とは?/3大死因/糖尿病の怖さを知る

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生活習慣病とは? 

 生活習慣病はご存知のように、長年の悪しき生活習慣が原因で、働き盛りの中年から熟年の人に多く発生する病気です。
 生活習慣病の原因は複合的で、食生活の乱れや運動不足、飲酒、喫煙、ストレスなど、バランスを欠いた生活習慣が長年積み重なって起こります。
 生活習慣病といえば、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心臓病など血管系の病気が真っ先に連想されますが、そればかりではありません。広い意味での生活習慣病を含めると、次のようにさまざまな病気が入ります。
糖尿病、高尿酸血症、高脂血症、がん、脂肪肝、慢性閉塞性肺疾患、歯周病、骨粗しょう症、脳出血、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石症、膵炎、貧血、白内障、気管支喘息、腰痛、肩こり…
 生活習慣病の予防に本気で取り組むには、まず病気の恐ろしさとその原因を知ることです。生活習慣病は決して他人事ではなく、だれにも起こりうる病気だということを、ご家族や身の回りの人にも理解してもらうことが大切です。
 次に示すのは、生活習慣病が日本人の死因の大半を占めること、そしてその予備軍が30代から始まっていることを物語っているデータです。

日本人の死因の6割を占める3大死因とは

 厚生労働省の「人口動態統計(確定数)の概況」によれば、死亡数101万4951人の中で、 最も多い死因は悪性新生物(がん)でした。その数は30万9543人で30.5%にもなります。
 死因の第2位は心疾患(15.7%)、第3位は脳血管疾患(13.0%)と続き、上位3つの疾患で全死亡の59.2%、何と約6割も占めるのです。以上は日本人の3大死因といわれますが、すべて生活習慣が深く関係する病気です。

日本人の死因順位と構成割合

1位

 悪性新生物(がん)

  30.5%

6位

 自殺

   3.2%

2位

 心疾患

  15.7%

7位

 老衰

   2.3%

3位

 脳血管疾患

  13.0%

8位

 腎不全

   1.9%

4位

 肺炎

   9.4%

9位

 肝疾患

   1.6%

5位

 不慮の事故

   3.8%

10位

 慢性閉塞性肺疾患

   1.3%

(厚生労働省「平成15年人口動態統計(確定数)の概況」を基に作成)
 上の表は男女の総計ですが、男女別で見ても4位までは順位は変わりません。
 なお、心疾患(心臓病)と脳血管疾患の中で最も多い脳梗塞は、動脈硬化が主な原因となっています。動脈硬化を招きやすいメタボリックシンドロームの予防と解消が日常生活の中で欠かせません。
 生活習慣病の予防がいかに大切かを表す統計データといえるでしょう。

糖尿病とその予備軍が5年間で36%増加し、2210万人に!
糖尿病の本当の恐ろしさをご存知ですか?

 糖尿病は死因からいえば上位にランクされていませんが、自覚症状がない上に治りにくく、恐ろしい病気の割には一般に警戒心が足りない傾向にあります。
  厚生労働省が2007年11月に調査し、2008年12月25日に公表した推計によると、糖尿病は、その予備軍も含めてついに2210万人に増加しました。5年前の調査1620万人に比べて、36%も増えています。なんと成人の5人に1人が赤信号ということになり、肥満気味の方にとっては他人事ではありません。
 糖尿病の怖さはそれ自体よりも、実は合併症にあります。有名なのは失明の恐れもある網膜症ですが、人工透析に至ることもある腎臓障害や、神経障害にもなりやすく、以上を昔から3大合併症と呼んでいます。
 ところが近年になって糖尿病の真の恐ろしさが次々とわかってきました。その第一は、糖尿病にかかると動脈硬化を引き起こしやすくなり、脳梗塞狭心症心筋梗塞などの疾患の原因となることです。
 さらに最近の研究では、糖尿病はアルツハイマーがんのリスクをかなり高めることもわかってきました。

 先の調査では、「糖尿病が強く疑われる人」の約4割が治療をほとんど受けたことがなかったことも判明しています。糖尿病予防は日本の社会にとっても最優先の課題といってよいでしょう。生活習慣病予防のアドバイスができる人材がますます重要になってきました。


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